「世の中の風潮に迎合して同調してしまう人が多い」
「身の回りの人が評価しているものや人物の事を、つい信用してしまう」のが
「社会的証明の法則」
です。
周囲に迎合してしまうクセのある日本人は、特にハマりやすい傾向があります。
日本人に限らず、日とは判断に困った場合に、往々にして他人の行動を参考にして決断する事が多いものです。
世の中の風潮につい同意して、「あの芸能人は嫌い」とか、「あのドラマはつまらない」などという人は多いはず。
誰かが世間で叩かれていると、それまで悪い印象を持っていなかったとしても、つい他人に迎合して悪口を言ったりするのです。
「みんなが買っている品物ならきっといいものだろう」と思い込んでしまう場合もあり、テレビショッピングで「注文が殺到しています」などとテロップが出るのは、社会的証明の法則に基づいた「誘導」なのです。
店の前にサクラの行列を並ばせる手法なども、この応用と言えるでしょう。
周囲に流されやすいという心理は、人をだます時にも悪用されます。
投資詐欺や怪しげなマルチ商法で、「大勢の人が申し込んでみんな儲けている」と思い込ませる手法が使われました。
結局はこの心理を逆手に取った悪質な犯罪なのです。
つまり、この法則を利用して、「みんなが、これにハマっているらしいよ」とか、「すごい評判になっている店があるんだけど、行ってみない?」といった言い方誘いをかければ、相手に「YES」と言わせる可能性がグッと高くなるのです。
「ここがポイント」
周囲の人の意見につい流される人が大多数。「みんながこうしている」と言って同調させる。