解決法①:まずは大きな頼みごとをしましょう。
自分の要求を相手に通しやすくするには
「ドア・イン・ザ・フェイス」
という心理術が効果的です。
ドア・イン・ザ・フェイスとは、最初に断れれる前提で大きな要求を仕掛け、そのうえ本当の目的だった小さな目的を通す事です。
相手が自分の頼みごとを断ったという事は、言ってしまえばこれは自分が譲歩したという事になります。
そして、相手にとってみれば、何度もお願いを断るという事は、相手に何度も譲歩させているという事でもあります。
そして、断る事によって罪悪感が生まれ、次はお願いを聞いてあげよう、という気にさせる事が出来るというわけです。
解決法②:まずは相手が確実に飲む要求にしましょう。
ドア・イン・ザ・フェイスという心理術を紹介しましたが、それとは対照的な
「フット・イン・ザ・ドア」
というテクニックがあります。
フット・イン・ザ・ドアとは、まず小さな頼みごとを受けてもらってから、(本来の目的の)大きな頼み語とも受けてもらうというものです。
例えば、街角で突然「募金してください」と言うのと、「署名をお願い致します」と言われた後に「募金してください」と言うのでは募金してもらえる格率が明らかに変わってきます。
このように、先に簡単な頼み事を承諾してもらうと、大きな頼み事も承諾してもらいやすくなります。
また、このフット・イン・ザ・ドアは自分自身の説得にも効果的なのです。
なかなかやる気が出ない時は、例えば「ノートを開く」というような小さな目標を達成します。
次に「ペンを用意する」→「一文字だけ書いてみる」と、段階的に行動することで、次第に大きな目標を達成する事も出来るのです。