1.「110」=事件・事故の通報
まずは初級編から。事件や事故の緊急時に、警察へ通報するための番号です。警察庁によると、2015年に受理された110番通報は約923万件で、3.4秒に1回通報があった計算になるそうです。
2.「119」=火事の通報、救急車の要請
こちらも初級。火事やけが人が出た際に、救急車や消防車の出動を求めるための番号です。消防庁によると、2014年に救急車が出動した件数は計598万4,921件、搬送人員は540万5,917人で、いずれも過去最多を記録しました。
3.「118」=海でのSOS
海上で事故にあった、遭難者を発見した、不審船を目撃した際などの緊急時に、海上保安庁へ通報するための番号です。しかし、運用が始まった2005年5月~今年4月までにあった118番通報の99.1%が間違い電話だったそうです。
4.「117」=時報
現在の時刻を自動音声で教えてくれる「時報」の番号です。1955年6月10日の「時の記念日」にサービスを開始。当時は利用者が殺到したため、交換機を冷やしながらサービスの提供を続けていた時期もあったそうです。
5.「177」=天気予報
電話をかけている地域の天気予報を聞くことができる番号です。2013年8月から気象庁が発表する「特別警報」も確認できるようになりました。
6.「171」=災害用伝言ダイヤル
電話がつながりにくくなる災害発生時に、家族や友人にへの伝言を録音したり、再生したりすることができます。
7.「104」=電話番号案内
電話帳に登録されている人などであれば、名前と住所からその人の電話番号を調べることができます。
8.「114」=お話し中調べ
相手先の電話が話し中かどうかをコンピューターが自動で調べ、結果を知らせてくれるサービスです。
9.「136」=最新の着信情報
「ナンバーお知らせ136」と言い、最後にかかってきた電話の日時と相手の電話番号をお知らせするサービスです。
10.「188」=消費者ホットライン
身近な消費生活相談窓口を案内してくれる番号です。2015年7月から「188(いやや!)」番として運用が開始されました。
11.「189」=児童相談所全国共通ダイヤル
「これって虐待かも…」と思ったときに、児童相談所に相談・通告できる番号です。子どもたちや保護者のSOSの声を「いちはやく(189)」キャッチするために、2015年7月に開設されました。