解決法:キリの悪いところで中断しましょう。
勉強や仕事をしている時、「キリの良いところまでやったら休憩」と思う事はないでしょうか。
実は、この考えはやる気をなくしてしまう原因となっているかもしれません。
「ツァイガルニク効果」
という心理学的現象があります。
ツァイガルニク効果は、達成できなかった事柄や中断している事柄の方を、達成できた事柄よりもよく覚えているという現象の事です。
例えば、「続きはWebで」などと締めくくられた広告は、そのものに興味がなかったとしても続きが気になってしまう、といった現象があげられます。
このように、キリが悪いと何となく先が気になってしまう、という気持ちを利用すれば、勉強や仕事へ向かう意欲が向上すると言えるでしょう。
また、わざとキリの悪いところで終わらせることで、次にその作業に取り組むときに、記憶や緊張感が保たれた状態で臨むことができる様になると言います。
つまり、このツァイガルニク効果を勉強や仕事に取り入れる事で、集中力ややる気が向上するというわけです。
休憩後になかなかやる気が出ない、集中できないという人は、あえてキリの悪い所で休憩をしてみましょう。