解決法:電車の中で勉強してみましょう。
電車やバスなどの移動時間に参考書や単語帳を開いている人をよく見かけます。
人によっては、「集中できないだろう」と思うかもしれないが、実は電車の中での勉強はとても理に適っているのです。
電車のゆれは一定リズムを刻んでおり、実は脳をリラックスさせる効果があります。
このリズムは
「1/fのゆらぎ」
と言われるもので、調和のとれたリラックスに最適なリズムなのです。
そのため、電車に乗ると眠くなってしまう人も多いのではないでしょうか。
それはリズムによるものなのです。
モーツァルトなどのクラシックの楽曲にもこのリズムが組み込まれていて、このリズムを感じる事で、脳には「α波」が出ます。
別の言い方をすると、催眠に入りやすい状態になると言えます。
この状態では、無意識が外部刺激を受けやすいため、脳にダイレクトに言葉が刺さるのです。
また、人間の集中力の継続時間は長くはありません。
所説はありますが、15分~20分と言われています。
通勤通学時間で電車に乗る時間は30分前後という人が多いのではないでしょうか。
さらに、電車を降りなければいけないタイムリミットがある分、集中もしやすいのです。
そう考えると、短い時間で集中して勉強をする最適な環境といえるでしょう。
また、もう一つのメリットは誘惑がない事です。家での勉強は、何かと誘惑に負ける事が多いが、電車ではそんなことはない事でしょう。
このように、移動時間を有効活用してみてはどうでしょうか。