接客業に関しては、個人のスタイルやマニュアルなどが色々ある事かと思います。
接客マニュアルに関しては、大衆統計による最善の対応方法が基本的なマニュアルになります。
当然、大衆意見の統計になるので、100%にてすべてのお客様に対応しているわけではありません。
接客業のスキルの差と言うのは、「マニュアル外」に突起しているという点でしょう。
当然ですが、基本的なマニュアルはできるという前提ではありますが、「マニュアル外」と言うのは基本的には未知なもんであります。
人間なんで、それぞれ感情や性格その他部分で無限に異なります。
基本的にそれをすべてマニュアル化することは不可能に近いです。
ただ、マニュアル外の対応はどのようにしているのだろうか?
マニュアル外と言うのは、基本的に人の数だけ存在します。
ただ、基本的なマニュアルが出来ていない人でも、いきなりマニュアル外の接客ができる人たちは沢山います。
どのような人達かと言うと、
「空気が読める人」
「話し上手」
「聞き上手」
の人達ですね。
特に「スキル」とまで言うべきかどうかになりますが、ようは昔からお友達も多く、色々おしゃべりしている人に多いようですね。
接客に関しては、お客様にとって声をかけてもらいたい方、かけてもらいたくない方もおりますし、丁寧なトークが好きか、フレンドリーなトークが好きか、ガンガン押してくれる方がいい方、そんなに押されない接客が好む方、比較対象が好む方、その他色々あります。
それが、雰囲気である程度、読み取れる「空気の読める人」は、素晴らしく接客のスキルをはじめから身につけていると言っても過言ではないでしょう。
加え、「話し上手」な方は、特に良い。
接客の流れで、「無言」と言う状態が続くと接客する側もお客様側もかなり苦痛であります。
次々に話題が出ると言うのは、大変良い事です。
更に、お客様の興味のそそる内容でしたら、なお良いかと思います。
最後に、「聞き上手」な方は、話し上手な方より更に良いです。
ひたすらしゃべり尽す接客者は、結構、煙たがれる傾向があります。
基本的には、お客様から話題(情報)を引き出し、「傾聴」をする事が理想的です。
基本的には、頷いたり、あいづちでも良いですが、理想的には、お客様の「1」のトークに関して「2~3」以上の切り替えしの拡張トークがあると、なおよろしいかと思います。
もちろん、上記の事ができたら100%大丈夫かというわけではありません。
人間ですし、言葉の選択肢が変わると、道筋が変わることも多々あります。
そうならないためには、ある程度「誘導尋問」的な事は仕向けないといけません。
俗にいう「先読み」ですね。
ある程度、こちらからのトークに対して、返ってくるトークを読んでいく必要があります。
そんなに難しい事ではなく、意外と日常生活でしていることかと思います。
100%の対応は難しくても限りなく100%は目指す事は可能です。
結論的に言うと、これは数を熟す事が必要です。
出来なかった事があれば、「次回出来るようになる」の繰り返しです。
大元のスキルがない方にとっては数を熟す事は、大変重要ですし、いろいろ見えてくるものが1つ1つの接客から見えてきます。
そう言った事の繰り返しすることにより「個人マニュアル」と言うものが樹立していくものです。
俗に「引き出し」の多い接客ができると言う事ですね。
ただ、何度も言うように、お客様によって色々対応がことなります。
マニュアル的な接客が好きな方も当然いますし、マニュアル的な接客が嫌いな方もいます。
如何に、「状況把握能力」に優れているかになってきますので、色々場数を踏む事が良いでしょうね。
そして、色んな方々とお話しする事が重要です。
そうすることによって、嫌な言い方になってくると「お客様」が分別され「個人マニュアル」に当てはめられるようになり、数を熟すことにより更にバージョンアップをする事が日々可能なわけです。
個人マニュアルの完成形は基本的にありません。
それは、「人の数」×「人の思考回路」×「状況」によって異なるわけですから・・・・。